<誰でも年をとれば、誰しも体力や体の動きは衰えていきます。
しかし、体や脳の老化の進行には明らかな個人差があって年齢を重ねるほどその差は大きくなって行きます。
一般的に、脳の若々しさと、見た目の若々しさは、大体一致しているようです。
脳の衰えで一番自覚しやすいのは、言葉がうまく出てこないことです。
特に、「アレソレ」が増えたら対策が必要です。
物忘れは、全て脳の衰えの注意信号です。
これは、記憶をつかさどる「海馬」が委縮を始め、脳の神経細胞が、減少しつつある兆候だからです。
さらに、同じ話を繰り返す、冷蔵庫に死蔵品が多い、興味関心が薄れた、外出がおっくうになったなら、認知症を疑う必要があります。
何もせずにこのまま放置しておくと、アルツハイマー病に進む可能性があります。
その一方で、脳の記憶を担う海馬は、鍛え方によっては、年をとっても増えることが分かってきました。
すなわち、脳を十分活用することによって、いつまでも若々しい脳を保つことは可能なのです。
海馬の「活性化」がカナメとなります。
脳を強めるためには、
●前向き思考でよく笑う。
●新しいことに挑戦する。
●よく歩き足腰を鍛える。
●手指を動かせよく使おう。
●歯を守りよく噛むこと。
●高い血圧や血糖値を下げる。
●魚、野菜、大豆、カレーを積極的に食べる。
●計算、漢字練習、パズルを行って脳を鍛える。
●人と積極的に交わり会話をする。
●喫煙、過度の飲酒は避ける。
認知症対策には、この十カ条を守って生活することが大切です。
脳を活性化する「咀嚼」