髪の毛の太さ

髪の毛の太さは、年齢や性別、あるいは、民族によって異なります。ちなみに、日本人の平均的な髪の毛の太さは、個人差もありますが0.07mm〜0.1mmの間といわれております。また、同じ人でも頭の場所によっても太さが異なります。


男性は10代〜20代、女性は10代〜30代にかけて太くなりますが、男性は20代後半、女性は30代後半から、毛母細胞の老化に伴い、抜け替わるごとに少しずつ髪は細くなっていきます。

髪の太さや硬さなどの質、あるいは、白髪などは遺伝によるものが大きく、これは、劇的に変化する可能性は非常に少ないと考えられています。


髪の太さや硬さは、髪の90%近くを占めているコルテックス(毛皮質)の量で決まると言われております。

コルテックスの主成分は繊維状のタンパク質で、コルテックスの量が多いと髪は太く硬くなり、少ないと細く弱くなります。

髪の毛が製造されるのは、毛乳頭からの指令や栄養素を受け取った毛母細胞の細胞分裂(角化)によるものですが、これに重要な役割を担うのが外毛根鞘です。


外毛根鞘に含まれている一部の細胞(タンパク質)は、毛母細胞に変化することがわかっており、この細胞の量が髪の毛の太さと関係していると言われております。

髪の毛が細くなると、髪が薄くなったと感じるようになります。AGA(男性型脱毛症)やFAGA(女性の脱毛症)によって髪が10%細くなると、髪のボリュームは10%の髪が減っていることと同じになります。

例えば、10万本の髪があれば、理論上は1万本の髪の毛が減少しているのと同じになり、見た目にも大きく変わってくるからです。


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