足の構造と負荷

足は身体を支えるだけでなく、身体の各部と密接な関係を持ち、ツボも集中しているため、足の疾患が原因で、頭痛、腰痛、脊髄・内臓等に悪影響を与え、病気の原因となることもあります。

また、歩くことによって、足の筋肉を伸縮させ、これによって血液の流れを促し、組織を活性化する働きをします。このため、足は「第2の心臓」と言われるほど重要な役割を果たしております。

その一方で、足には大きな負荷が掛かります。

現代人は1日に平均6.5km(約7,500歩)歩くといわれていますが、歩くたびに、足には静止体重よりも約20%増の負荷重量がかかるといわれています。

例えば、体重が70kgの人だと、1歩ごとに片足に84kgもの重みがかかっていることになります。これを1日7,500歩くと、両足には延べ630トンもの負荷がかかっていることになります。

また、足には一対になる52個の骨があり、これは、全身の骨約206個の内の1/4に当たります。そして、この一対の足には64の筋肉と腱、76の関節、214の靭帯があり、これらが複雑に絡み合うことによって、直立歩行を可能にしています。

このように、足は、私たちが思う以上に複雑な構造をし、過酷な負荷に耐えているのです。

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