オゾン発生装置とは

オゾン発生装置とは、オゾン(O3)を発生させる装置で、「オゾン発生器」とか「オゾン脱臭機」などとも呼ばれております。

オゾン発生装置には、「家庭用」「業務用」「産業用」など様々な製品がありますが、これらの違いは、主にオゾンの生成量です。

オゾンの生成量は、家庭用<業務用<産業用で、価格はピンキリですが、一般的にオゾンの生成量に比例して価格も高くなります。

オゾン発生装置を選ぶときは、空間の広さや、有人環境なのか、無人環境での使用なのか等など、用途に適した機種を選ぶことが大切です。

■オゾン発生装置の仕組み

オゾンの発生方式は、大別すると「無声放電方式」「電気分解方式」「紫外線ランプ方式」等があります。

工業的用途で最も一般的な方法は「無声放電方式」です。これは、放電現象で発生する電子によって酸素をオゾンに変換し、そのオゾンを機体のファンやチューブで外部に放出・拡散させるものです。

■効果は?

殺菌や消毒効果だけでなく、特に、脱臭効果に優れております。

「殺菌」や「消毒」だけであれば、薬品を使っても可能ですが、「脱臭」についてはオゾンの他に代わるものはないといってもよいでしょう。消臭剤や芳香剤は根本的にニオイの問題を解決することはできません。

オゾンは強い酸化力によって悪臭成分の元から分解してニオイの原因を断つことができるため、悪臭問題を根本的に解決することができます。

このため、長期間にわたって悪臭問題に悩まされていた人ほど、オゾン脱臭効果は信じられないものがあります。

■メンテンナンス

メンテナンスは機種によって異なり、中には、「メンテナンスフリー」などと謳っている商品もあります。

しかし、構造上、放電部は必ず汚れるので、これをそのまま放置したまま使用すると、製品本来の能力を発揮することができなくなり、劣化も早くなります。

このため、定期的に放電部を拭き取る程度の作業は必要となります。

空気清浄機のタイプ