ペット用ワクチンの種類と副作用

狂犬病ワクチンに代表されるワクチンは、様々な病気を予防できるため、犬や飼い主にとっては頼もしい存在ですが、接種した場合に副作用が起こることもあります。

犬に接種されるワクチンは、生ワクチンと不活化ワクチンの2つに大きく分けられます。

生ワクチンは、ウイルスの毒性を弱めたワクチンで、不活化ワクチンに比べてワクチンの効果が長期間持続するというメリットがありますが、副作用が大きいというデメリットもあります。

不活化ワクチンは、化学処理などを行ってウイルスの毒性などを殺し、免疫を得るために必要な成分だけを取り出したワクチンです。

生ワクチンと比べると、副作用が少ないというメリットがありますが、ワクチンの効果が持続する期間が短いというデメリットがあります。

ワクチンの接種後に起きる副作用としては、軽度なものでは、食欲不振や発熱、中度の副作用では、顔面の腫れやじんましん、そして、重度になると、アナフィラキシーショックを発症してしまいます。

なお、ワクチン補助があるペット保険はほとんどありませんので、飼い主の全額負担で行うのが一般的です。ただし、ワクチンアレルギーに対する治療や診療については補償がきく場合もあります。

犬のワクチン接種の重要性