頭皮皮脂の分泌と量

頭皮の皮脂は年齢や性別によって分泌量が変わります。一般的に、女性よりも男性の方が頭皮の皮脂の分泌量が多いです。


また、20歳前後が最も多く、年齢とともに減少していきます。特に、女性は急激に減少しますが、男性は緩やかに減少する傾向にあります。

そして、季節によっても変化しやすくなっており、特に、気温が高くなると分泌量は多くなると言われています。

皮脂は皮脂腺から分泌されますが、全身では、約1〜2g程度の皮脂が分泌されると言われています。

この皮脂腺は、毛根から表皮の間くらいに存在しており、袋のような形をしています。


その中でも、頭皮の皮脂腺が体の中で1番大きく、沢山の皮脂が分泌されています。

皮脂の分泌量が少な過ぎると、頭皮が乾燥しやすくなりますが、逆に、多過ぎると毛穴が詰まりやすくなり、これが、フケを生じさせたり、頭皮のベタつきの原因となります。

また、皮脂には、紫外線によって過酸化脂質に変化するものと、皮膚に存在する「皮膚常在菌」によって、遊離脂肪酸という物質に変化するものの2つありますが、過酸化脂質や遊離脂肪酸が蓄積すると、炎症が生じて薄毛の原因にも繋がります。


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