免疫力を低下させる5つの要因

人間の免疫力は、生まれてから青年期にかけて強くなり、壮年期には免疫力が弱くなっていき、生活習慣病にかかりやすくなります。

そのため、この時期には特に免疫力の低下を防ぐ努力が必要になります。

では具体的に免疫を低下させる原因はどんなものがあるのでしょうか?

■加齢および社会の高齢化

年をとるにつれて体の組織も老化していき、免疫力を生み出す臓器や細胞も例外ではありません。

一般に免疫力は30歳代をピークに低下していくと言われています。高齢者ほど風邪を引きやすかったっりがんや生活習慣病が発生しやすいのはこのためです。

■乱れた食生活

食生活も免疫バランスに大きな影響を与えます。5大栄養素であるたんぱく質、脂質、糖質、ビタミン、ミネラルを十分にバランスよく摂らなければ免疫に働く組織がうまく機能していきません。

また、食の欧米化が進み、肉や肉加工食品に代表される動物性タンパク質をとり過ぎると免疫バランスを崩す原因となります。

脂肪過多のため血流が悪くなることで免疫の番人である白血球の動きも悪くするからです。

■不規則な生活

生活のリズムの乱れも免疫系に悪影響をおよぼします。連日の仕事や遊びなどで免疫のサイクルが混乱するとともに疲労感をもたらします。

睡眠不足自体も免疫系などの機能低下が最も重大なリスクであるといえます。その為、肌荒れが生じたり、かぜをひきやすくなるほか、病気になる危険性が高まります。

■過度のストレス

ストレスを感じると私たちの体は意図的に免疫力を下げます。

さらにこうした状態が長期化すれば免疫機能が低下して がんや動脈硬化などの生活習慣病の誘発や促進に繋がります。まさに病は気からです。

■多くの薬や抗生物質の乱用

薬や抗生物質への安易な依存は、長期間摂取する副作用として、免疫力の低下につながります。

免疫力低下→病気→薬という安易な繰り返し繰り返しを防止することが大切です。

薬や抗生物質を服用しないということではなく、それだけに依存せず、人が本来持っている免疫力高めていくことで病原菌を排除し、病気に負けない体作りを目指すことが重要なのです。

自然治癒力とは