肌のハリ・弾力に大きく関わるのがコラーゲンとエラスチンです。
コラーゲンは、たんぱく質からできている線維で、皮膚だけでなく、筋肉、骨、内臓などにも存在します。
皮膚では真皮の中にあり、真皮の線維の約90%を占めております。
これが、網の目のように張り巡らされて肌にハリや弾力を与えます。
しかし、加齢や紫外線などさまざまな影響を受けて衰えてしまいがちです。特に、40代以降になると、コラーゲンの量が減って線維が細くなったり、もろくなったりします。
これによって、肌のハリや弾力が失われてくるのです。
エラスチンは、たんぱく質からできている弾力のあるゴムのような線維です。網の目状のコラーゲンの要となる部分を繋ぎ止める役割を果たしております。
その量は真皮の線維の約5%しかありませんが、弾力を維持するためには非常に重要な役割を担っております。
これもまた、コラーゲンと同様に加齢や紫外線などさまざまな影響によって衰えやすい線維です。
そして、40代以降になると、エラスチンそのものの弾力が低下してしまいます。
コラーゲンだけでも、あるいは、エラスチンだけでもハリや弾力は保てません。
この2つが量質ともに健康な状態でないと、ハリや弾力は失われてしまうのです。
線維芽細胞は、真皮のところどころに存在し、コラーゲン線維・エラスチン線維・基質を作り出しています。
基質は線維と線維の間を満たすゼリー状のもので、皮膚にハリや弾力をもたらします。また、ヒアルロン酸など保湿作用をもつ成分やたんぱく質・ビタミンが溶け込んでいます。
これらが健康な状態でないと、ハリや弾力が失われがちになります。
また、ヒアルロン酸が水分をたっぷり保持していなかったり、ハリや弾力の大敵である紫外線対策を怠ったりすると、組織が傷ついたり変質するため、ハリや弾力のある肌は望めなくなります。
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